オゾン濃度の単位｜設計・生産技術者・保全技術者のためのオゾン発生装置、オゾン分解装置に関する技術情報サイト

オゾン濃度の表示単位には、気相中のものと液相中のものがあり、代表的なものを下記に示します。

気相中の表示単位

（注）通常気体の体積は、標準状態（０℃、大気圧）のときの値をＮで表します。

　　　ｇ／ｍ３については、標準状態における表示であることを明確にする場合、ｇ／Ｎｍ３と表示します。
　　　ｗｔ％については、気体の種類、使用する濃度により他の単位への換算係数の値が異なるので、注意が必要です。
　　　ｐｐｍについては、気体の温度、圧力変化にともなう体積変化があっても影響を受けません。

液相中の表示単位

（注）ｍｇ／ｌが望ましい。

気相中の単位換算

　１[ g/Nm３]＝４６７[ ppm ]　　　標準状態Ｎ（０℃、大気圧）の時
　１[ g/m３]≒５００[ ppm ]　　　　（２０℃、大気圧）の時
　１[ mg/L ]＝１[ g/m３]＝２．０８×１０−２　[mol/ m３]
　１[ vol ％ ]＝１００００[ vol ppm ]
　１[ ppb ]＝０．００１[ ppm ]
　１[ wt％ ]＝０．６９９[ vol ％ ]＝６６９０[ vol ppm ]　（酸素中、標準状態N）
　１０[ wt％ ]＝６．９[ vol ％ ]＝６９０００[ vol ppm ]　（酸素中、標準状態N）
　※ｗｔ％は質量比のため、vol％、g/m３、vol ppm 等体積を含む単位との間に厳密には比例関係は成立しません。
　　 換算には注意が必要です。

液相中の単位換算

　１[ mg/L ]＝１[ g/m３]＝２．０８×１０−２　[ mol/ m３]
　１[ mg/L ]≒１[ ppm ]